確定申告で計算された所得税を現金で納付する場合の納付書の書き方とポイントを解説します。
参考にしてみてください。
所得税の納付書を手に入れる方法
所得税の納付書の見本
少し解像度が荒いですが上記の様式のものが所得税の納付書です。
この納付書は以下の3つの方法により手に入れることが出来ます。
納付書の入手方法
①所轄の税務署で発行して貰う
お近くの税務署の窓口へ行き「所得税の納付書をください」と言えば発行してくれます。
必ずしも所轄の税務署へ行く必要はありませんが、管轄外の税務署で貰う場合は自分の所轄税務署名を印字してもらうように伝えましょう。
②税務署に電話をして送付して貰う
税務署に行く時間が取れない方は、所轄の税務署へ電話をして郵送してもらいましょう。
電話番号や所在地を調べるにはコチラ
③金融機関で貰う
必ず在庫があるとは限りませんが、一定数であれば税務署の管轄内の金融機関にも置いてあります。
窓口の方に上の見本を見せてこれと同じ納付書が欲しい旨を伝えましょう。
納付書の記載例と記入のポイント
記入前の注意点
- 黒のボールペンでしっかり記入しましょう。
三枚複写になっているので筆圧が弱いと下の用紙にうまく複写されません。 - 合計額を書き誤った場合は、訂正するのではなく新しい納付書に書き直しましょう。
納付書の記載例
記入の仕方とポイント
以下のように5つのブロックに分けてそれぞれの記入のポイントを解説します。
① 年度・税目等
この欄は、税務署ですでに印字されている場合がほとんどですが、もし印字されていない納付書をお持ちの場合は自分で下記のように記入します。
・年度=その確定申告をした年度
・税目番号=320
・税目=申告所得・復興所得
② 管轄税務署・整理番号等
こちらの欄も基本的に税務署側が印字しています。
印字されていない納付書や違う管轄の税務署が印字されている場合は自分で下記のように記入します。
・税務署名=自分の管轄の税務署名
・税務署番号=管轄の税務署に割り振られている番号
・整理番号=納税者ごとに割り振られている番号(わからなければ空欄で構いません)
違う管轄の税務署名が既に印字されている納付書の場合、二重線をして上に管轄の税務署名と税務署番号を記載すれば受理してもらえます。
③ 住所・氏名
申告者本人の住所・氏名を記入します。
氏名欄には「本名のみ」もしくは「本名+屋号」という書き方が望ましいです。
④納期等の区分
申告の年を記入します。
提出した確定申告書の〇年分確定申告書と同じ年分を記入しましょう。
申告区分は、4の確定申告を丸で囲みます。
令和元年分確定申告書の納付書の記入の場合は「31」と「01」どちらで記入しても使用できます。
⑤ 税額
一番上の「本税」と下の「合計額」に確定申告書で計算した税額を記入します。
合計額の頭には必ず¥マークを付けましょう。
お疲れさまでした。
以上で所得税の納付書の記入は終わりです。
お近くの金融機関もしくは税務署の窓口で納付をしましょう。
振替納税やクレジットカード納税などその他の納付方法を知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。