個人の所得税と消費税は振替納税により指定口座から自動振替で納税することが可能です。
納付をしに行く手間が省けたりとなにかとメリットのある振替納税の仕方を解説します。
この記事のポイント
- 所得税と消費税(個人事業)の支払いが対象
- 初回のみ届出の提出が必要、次回以降は自動で振替られる
- 依頼書の提出は納期限まで
振替納税の手続きの概要と方法
事前に税務署又は金融機関へ専用の依頼書を提出することで自動的に指定の預貯金口座から口座引き落としによって税金の納付を行う方法です。
振替納税の用紙を手に入れるにはコチラ
振替納税が出来る税金の種類
以下の税金で振替納税を利用することが出来ます。
- 申告所得税及び復興特別所得税
ー期限内に申告された確定申告分及び延納分
ー予定納税(1期、2期)分 - 消費税及び地方消費税(個人事業者)
ー期限内に申告された確定申告分及び中間申告分
利用できる金融機関
基本的に金融機関であれば利用することが可能ですが、インターネット専用銀行の一部やインターネット支店の一部では利用できない場合があります。
詳しくは各金融機関に問い合わせるようにしましょう。
利用できない金融機関を知るにはコチラ
振替納税の注意事項
- 所轄の税務署が変更になった場合
変更後の税務署へ新たに依頼書を提出します。 - 振替口座を変更したい場合
新たに振替依頼書を提出します。 - 振替納税を取りやめたい場合
所轄の税務署へ直接連絡します。 - 領収書の発行
振替納税では領収書は発行されません。
領収書が必要な方は現金で納付をしましょう。 - 納税証明書の発行
納税証明書の発行には口座から税金が引き落とされてから1週間程度かかる場合があります。
振替依頼書の書き方
預貯金口座振替依頼書 |
記入箇所のポイント
税務署名
提出先の税務署名を記入します。
氏名・押印
氏名を記入した後、認印で押印してください。
銀行の届出印と一緒のものでも構いません。
日付
口座振替の利用を開始する日付を記入します。
振替納税をする税目の納付期限前に開始できる日付にします。
日付
この依頼書を提出する日付を記入します。
金融機関名
口座振替を行う金融機関の名称、支店名等を記入します。
該当する項目を丸で囲みます。
ゆうちょ銀行の場合は支店名は空欄にします
住所・氏名・押印
あなたの住所・預貯金口座の名義を記入します。
申告納税地は上に書いた住所と確定申告書の住所が異なる場合に記入してください。
記入出来たら銀行届出印を押印します。
口座種別・口座番号
ゆうちょ以外
預金の種類を丸で囲み口座番号を記入します。
ゆうちょ
記号および番号をそれぞれ記入します。