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【2025年完全ガイド】確定申告書の選び方・書き方・提出方法徹底解説(A様式・B様式の違いがわかる!)

【2025年完全ガイド】確定申告書の選び方・書き方・提出方法徹底解説(A様式・B様式の違いがわかる!)
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ひとり起業ラボ編集部

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確定申告の書類、どれを選べばいいの?

A様式とB様式の違いって何?

書類の書き方や提出方法がわからなくて不安...

確定申告シーズンになると、多くの個人事業主やフリーランスの方からこうした悩みの声が聞こえてきます。特に初めて確定申告に取り組む方にとって、確定申告書の選択や記入方法は大きな壁になりがちです。

この記事では、2025年確定申告に向けて、確定申告書の種類(A様式・B様式)の選び方から、具体的な書き方のポイント、提出方法までを徹底解説します。この記事を読めば、確定申告書類に関する不安が解消され、スムーズに申告作業を進められるようになります。


確定申告書の種類と選び方(A様式とB様式の違い)

確定申告書には主に「A様式」と「B様式」の2種類があります。まずはそれぞれの特徴と、どのような人が使うべきかを解説します。

A様式とは?(簡易版)

A様式は比較的シンプルな所得状況の方向けの簡易版確定申告書です。

  • 対象者:主に会社員や年金受給者
  • 適した所得:給与所得、年金所得、雑所得(副業など)
  • 使用条件:事業所得や不動産所得がない方
  • 特徴:記入項目が少なく、比較的シンプル

B様式とは?(標準版)

B様式はあらゆる所得に対応した標準版の確定申告書です。

  • 対象者:フリーランス、個人事業主、不動産所得者など
  • 適した所得:事業所得、不動産所得、譲渡所得など幅広く対応
  • 使用条件:誰でも使用可能(制限なし)
  • 特徴:記入欄が多く詳細だが、どんな所得でも申告できる
確定申告書A様式とB様式の違いと選び方 A様式(簡易版) 対象者 ・会社員 ・年金受給者 ・副業で雑所得がある人 適した所得 給与所得・年金所得・雑所得 B様式(標準版) 対象者 ・フリーランス・個人事業主 ・不動産所得者 ・株式等の譲渡所得がある人 適した所得 事業所得・不動産所得・譲渡所得等 選び方のポイント ・事業所得がある → B様式 ・不動産所得がある → B様式 ・給与・年金のみ → A様式 ・迷ったら → B様式 B様式は誰でも使用可能

どちらの様式を選ぶべき?迷ったときの判断基準

どちらの様式を使うべきか迷った場合は、以下の判断基準が参考になります。

A様式を選ぶ人:

  • 会社員で副業収入(雑所得)がある方
  • 年金所得者で確定申告が必要な方
  • 医療費控除やふるさと納税のみの申告をする方

B様式を選ぶ人:

  • フリーランスや個人事業主(青色申告・白色申告問わず)
  • 不動産収入がある方
  • 株式や仮想通貨の譲渡所得がある方
  • 複数の所得種類がある方

迷ったらB様式を選びましょう!
B様式は誰でも使用可能で、どんな所得でも申告できます。A様式は条件付きですが、B様式に制限はありません。

確定申告書の様式は国税庁のホームページからダウンロードできます。また、会計ソフトを利用する場合は、所得情報を入力すれば自動的に適切な様式が選択されるため、様式選びに悩む必要はありません。


確定申告書の書き方・記入時の注意ポイント

確定申告書を作成する際のポイントや、よくある記入ミスについて解説します。

基本情報の記入

確定申告書の最初のページには、基本情報を記入します。特に以下の項目は記入漏れが多いので注意しましょう。

  1. 住所・氏名:住民票の住所を正確に記入
  2. 職業:具体的な職業(例:システムエンジニア、ウェブデザイナー)
  3. 屋号:開業届に記載した屋号があれば記入(ない場合は空欄可)
  4. マイナンバー:12桁の個人番号を正確に記入
  5. 世帯主の氏名・続柄:世帯主でない場合は世帯主との続柄を記入

所得金額の記入

所得金額の記入では、所得の種類と金額を正確に記入することが重要です。特に注意が必要なのは所得の区分です。

所得区分の選び方(よくある間違い)

  • 副業収入:会社員の副業は原則「雑所得」(事業規模によっては「事業所得」)
  • フリーランス収入:継続的・反復的な仕事なら「事業所得」
  • 不動産収入:アパート経営や部屋の賃貸は「不動産所得」
  • 株式売買の利益:「譲渡所得」または「申告分離課税」

所得控除の記入

所得控除は課税所得を減らすことができる重要な項目です。記入漏れが多い主な控除項目は以下の通りです:

  • 基礎控除:全員に適用される48万円の控除(所得制限あり)
  • 社会保険料控除:国民健康保険、国民年金などの保険料
  • 小規模企業共済等掛金控除:iDeCoや小規模企業共済の掛金
  • 生命保険料控除:生命保険、介護医療保険、個人年金保険の保険料
  • 医療費控除:年間10万円以上の医療費支出
  • 寄附金控除:ふるさと納税などの寄附金

所得控除については、所得控除の種類と活用方法の解説記事も参考にしてください。

税額の計算

所得金額から所得控除を引いた残りの金額が課税所得金額になります。この課税所得金額に税率をかけて、所得税額を計算します。税額計算は複雑なので、会計ソフトを使用するか、国税庁の確定申告書作成コーナーを利用することをおすすめします。

会計ソフトを使うメリット

確定申告書の作成には、マネーフォワード確定申告やfreee確定申告などの会計ソフトを活用すると、以下のメリットがあります。

  • 自動計算機能:税額や控除額を自動で正確に計算
  • 入力漏れ防止:質問形式で進むので重要項目の漏れを防止
  • 書類の自動生成:確定申告書だけでなく決算書も自動作成
  • e-Tax連携:作成した書類をそのままe-Taxで電子申告できる
  • 過去データの利用:前年のデータを引き継いで効率的に作成
確定申告書の記入ポイントと注意点 基本情報の記入 ・住所・氏名(住民票通り) ・職業(具体的に記入) ・屋号(開業届に記載したもの) 所得金額の記入 ・所得の区分を正確に選択 ・フリーランス→事業所得 ・副業収入→雑所得が多い 所得控除の記入 ・基礎控除(48万円) ・社会保険料控除(全額) ・生命保険料控除など 記入時の注意ポイント ・書類は黒または青のボールペンを使用(鉛筆不可) ・金額の桁区切りは「,(カンマ)」は不要、空白で区切る 会計ソフトを使えば自動計算・記入ミス防止・e-Tax連携も可能

確定申告に必要な書類一覧(提出用)

確定申告の際に必要な書類を確認しましょう。適切な書類を揃えることで、スムーズに申告手続きを進めることができます。

書類名内容対象者
確定申告書(A様式またはB様式)所得・控除・税額などを記載するメイン書類全員必須
青色申告決算書売上・経費などの内訳を記載する書類青色申告者
収支内訳書白色申告用の決算書に相当する書類白色申告者
添付書類台紙控除証明書などを貼付するための台紙紙で提出する方
給与所得の源泉徴収票会社からの給与・納税額の証明書給与所得者
社会保険料控除証明書国民年金・国民健康保険などの証明書該当者
生命保険料控除証明書生命保険会社から送付される証明書該当者
地震保険料控除証明書地震保険会社から送付される証明書該当者
医療費控除の明細書医療費の明細を記載した書類医療費控除申請者
寄附金受領証明書ふるさと納税などの寄附の証明書寄附金控除申請者

※e-Taxで提出する場合、各種証明書の提出は不要ですが、自宅で5年間保管する必要があります。

青色申告決算書・収支内訳書とは?

事業所得がある方(フリーランス・個人事業主)は、確定申告書に加えて決算書の提出が必要です。

青色申告決算書:青色申告者が提出する決算書

  • 貸借対照表と損益計算書の2種類
  • 65万円控除を受けるには両方必須
  • 10万円控除の場合は損益計算書のみでも可

収支内訳書:白色申告者が提出する書類

  • 事業収入と経費の内訳を記載
  • 青色申告よりも記入項目が少ない
  • 簡易な帳簿があれば作成可能

これらの書類は、会計ソフトを使用すると、入力した収支データから自動的に作成できます。手書きで作成する場合は、国税庁のホームページからダウンロードできるPDFフォームを利用することができます。


確定申告書の提出方法と注意点

確定申告書の提出方法には、大きく分けて「e-Tax(電子申告)」と「紙での提出(郵送・持参)」の2つがあります。それぞれの方法と注意点を解説します。

e-Tax(電子申告)の場合

e-Taxはインターネットを通じて電子的に確定申告を行うシステムです。24時間いつでも申告できるほか、添付書類の提出が不要になるなど多くのメリットがあります。

e-Taxの利用方法

  1. マイナンバーカード方式:マイナンバーカードとICカードリーダーまたはスマホを使用
  2. ID・パスワード方式:事前に税務署で発行された ID・パスワードを使用

特に会計ソフトと連携すれば、作成した確定申告書をそのままe-Taxで送信できるため、非常に便利です。

e-Tax利用時の注意点

  • 控除証明書などの添付書類の提出は不要(自宅で5年間保管)
  • 確定申告期間中は、特に夜間や土日のシステム混雑に注意
  • 受付完了後に「受信通知」が届くので保存しておく
  • 還付申告は早めに行えば、還付金も早く受け取れる

紙での提出(郵送・持参)の場合

従来型の紙の確定申告書を提出する場合は、「郵送」または「税務署への持参」の2つの方法があります。

  1. 郵送による提出:管轄の税務署へ郵便で送付
    • 簡易書留やレターパックなど記録の残る方法がおすすめ
    • 控えに受付印が必要な場合は、返信用封筒と切手を同封
    • 書類は折り曲げずに、A4サイズの封筒で送付
  2. 税務署への持参:直接窓口へ持参して提出
    • 確定申告期間中は混雑するため、時間に余裕を持って訪問
    • 控えに受付印をもらうことで、提出した証拠になる
    • 疑問点があれば、窓口で質問することも可能

紙での提出時の注意点

  • 控除証明書などの添付書類は「添付書類台紙」に貼付する
  • 申告書と決算書(収支内訳書)はホチキスで留めない
  • 提出期限(毎年3月15日)厳守、期限を過ぎると延滞税などのペナルティあり
  • 申告書の控えは必ず保管(税務調査や給付金申請などで必要になることも)

提出先の税務署について

確定申告書の提出先は、住民票のある住所を管轄する税務署です。管轄の税務署がわからない場合は、国税庁のホームページにある「税務署管轄区域等」で確認できます。

なお、e-Taxで提出する場合は、システム上で自動的に管轄の税務署に送信されるため、提出先を意識する必要はありません。


よくある質問(Q&A)

Q1. B様式を使ってはいけない人はいますか?

A. いいえ、B様式は誰でも使用可能です。A様式は一部の人(事業所得や不動産所得がない人)限定ですが、B様式には使用制限がありません。どんな所得でも申告できる汎用性の高い様式です。

Q2. 提出先の税務署はどう決まりますか?

A. 住民票のある住所を管轄する税務署が提出先です。確定申告書の提出は、住所地の所轄税務署に行います。e-Taxの場合は自動的に振り分けられるため、気にする必要はありません。

Q3. 書類を間違えて提出したらどうなりますか?

A. 書類に誤りがあった場合は「訂正申告」または「修正申告」を行うことができます。納税額が増える場合は修正申告、減る場合は更正の請求を行います。申告期限内であれば何度でも訂正できますので、慌てず対応しましょう。

Q4. 確定申告書はどこでもらえますか?

A. 確定申告書は以下の方法で入手できます:

  • 国税庁ホームページからダウンロード・印刷
  • 税務署の窓口で直接受け取る
  • 会計ソフトで作成・印刷する
  • 国税庁の確定申告書作成コーナーで作成・印刷する

Q5. 提出期限に間に合わない場合はどうすればいいですか?

A. 確定申告の提出期限は毎年3月15日です。期限に間に合わない場合は、提出が遅れる理由を記載した「期限延長申請書」を提出することで、最大で2ヶ月程度の延長が認められることがあります。ただし、納税のタイミングは異なるため注意が必要です。


まとめ|書類がわかれば申告は怖くない

確定申告の書類まわりは一見難しそうですが、ポイントを押さえれば決して複雑ではありません。この記事でご紹介した内容を参考に、以下の3つのポイントを意識すれば、確定申告のハードルはぐっと下がります。

  • 自分に合った申告書様式を選ぶ(迷ったらB様式を選択)
  • 会計ソフトで記入ミスを防ぐ(自動計算・チェック機能で安心)
  • 提出方法は早めに決めておく(e-Taxなら添付書類の提出不要)

初めての確定申告は不安が大きいものですが、一度経験すれば次からはスムーズに進められるようになります。ひとり起業家やフリーランスにとって、確定申告は事業を続けていくための大切なスキルです。この記事が、あなたの確定申告を少しでも楽にするヒントになれば幸いです。

  • 質問に答えるだけで申告書類を自動作成
  • 適切な様式を自動選択(A様式・B様式)
  • 青色申告決算書も自動で作成
  • スマホでe-Tax送信にも対応

マネーフォワード確定申告を試してみる(公式サイト)

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の状況に対する税務アドバイスではありません。具体的な税務相談は、税理士などの専門家にご相談ください。

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