法人化→その先へ

法人化の"その先"へ|チーム化・複業・雇用という選択肢の広げ方【2025年最新ガイド】

法人化の"その先"へ|チーム化・複業・雇用という選択肢の広げ方【2025年最新ガイド】
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ひとり起業ラボ編集部

「ひとりで始めて、ひとりで悩まない」をテーマに、 開業・副業・フリーランスのリアルを伝えるWebメディア。 自身も個人事業主としての経験をもつ税理士・編集者・クリエイター陣が、 ひとり起業の“あるあるな壁”に寄り添いながら、やさしく解説します。 【得意ジャンル】:開業・会計・確定申告・法人化・業務効率化・コンテンツ運営 【監修協力】:現役税理士・社労士・デザイナー・Webマーケター

法人化したあと、あなたは何を目指しますか?

売上が伸びて、業務も増えて、ひとりでは回しきれなくなってきたとき。次に考えるのが「誰かと一緒に働く」という選択肢です。

この記事では、ひとり起業からのその先──チーム化・複業・雇用といった広がり方を段階別に解説します。法人化後の事業拡大を考えるひとり起業家におすすめの内容です。

法人化後の成長戦略:ひとりから"チーム"へのステップ

法人化した後、事業が軌道に乗り始めると必ず直面するのが「成長の壁」です。仕事の依頼は増えるのに、ひとりの時間や能力には限界があります。

この壁を突破するために、多くの起業家が選ぶのが「チーム化」という道。ただし、いきなり正社員を雇うのではなく、段階を踏んで進めることが長期的な成功への鍵です。

① 最初の一歩は「外注・業務委託」から始めよう

いきなり雇用はハードルが高い。そんなときは、外注や業務委託から小さく始めてみましょう。

  • できることから始める: SNS運用、デザイン制作、記事執筆など、1件から依頼できる業務を外注
  • 部分最適化: 自分の苦手分野や時間がかかる業務を優先的に外部委託
  • リスク分散: 契約ベースなので、仕事量の変動にも柔軟に対応可能
  • 継続依頼: 定期的に依頼することで「ゆるやかなチーム」を形成できる

【実践のポイント】

  1. まずは小さなタスクから外注してみる(例:月1回のSNS投稿制作)
  2. 複数の外注先と試し、相性のよい人を見つける
  3. 依頼前に「何をやってほしいか」を明確にする
  4. タスクの手順をドキュメント化しておく

「この人と一緒にやるとラク」「楽しい」と思える人との出会いが、チーム化の第一歩になります。最初は少額の報酬でも、信頼関係が築ければ、長期的なチームメンバーになってくれることも。

② 複業・副業メンバーと組む—新たな可能性の広がり

最近は、会社員として働きながら副業でスキルを提供する人も増えています。彼らは多様な現場での経験を持ち、最新のノウハウを持っていることも。

固定の"社員"ではなく、プロジェクトベースの複業パートナーとして関わってもらうのもひとつの形です。

【複業パートナーの活用例】

  • 📌 高度な専門領域: マーケティング戦略、業務設計、システム開発など
  • 📌 定期的な関与: 月に数日や週1回など、定期的なコミットメント
  • 📌 報酬体系: 成果報酬型、時間制、プロジェクト単位など柔軟に設定可能
  • 📌 契約管理: 書面で合意することで、お互いの期待値を明確化

複業人材のメリット:フルタイムで雇用するほどではないが、定期的に専門スキルが必要な場合に最適です。また、さまざまな業界の知見を持つ人材から新しいアイデアが生まれることも。

③ 雇用を検討するときに考えるべき5つのポイント

雇用=会社が人を雇うというステップは、責任もコストも大きくなります。「雇う=正社員」だけではなく、パートタイムやアルバイトから始めるのも一つの方法です。

でも、次のような状況なら思いきって雇用を検討する価値があります:

  • 業務量の安定: 継続的かつ安定した業務量がある
  • ナレッジの蓄積: 社内に知識やノウハウを蓄積したい
  • 顧客対応の充実: 安定したサポート体制が必要
  • 長期的な関係: チームとして長く成長していきたい
  • 成長の実感: 売上・利益が増加傾向にある

【雇用前のチェックリスト】

  1. 月々の固定費(給与・社会保険など)を継続して支払える財務状況か
  2. 従業員を育成・マネジメントする時間と能力があるか
  3. 社内の業務プロセスやマニュアルが整備されているか
  4. オフィスや必要な設備を用意できるか
  5. 社会保険や労務管理の知識や外部サポートがあるか

最初の一歩:まずはパート・アルバイトや業務委託から始めて、徐々に正社員登用へつなげる企業も多いです。試用期間を設けることで、お互いのミスマッチを防ぐことができます。

④ 価値観でつながる"チーム"という働き方—これからの組織のあり方

ひとりで始めた起業でも、自分の思いやビジョンに共感してくれる仲間が増えると、事業は一気に広がります。

現代のチーム作りは、必ずしも「同じオフィスで働く正社員」だけを意味しません。多様な働き方や関わり方を受け入れる柔軟な組織が増えています。

【新しいチーム形成のポイント】

  • 🔶 目的・価値観の共有: 「何のために」という軸をチーム全体で持つ
  • 🔶 役割の明確化: それぞれの強みを活かせる役割分担を行う
  • 🔶 情報共有の仕組み: リモートでも連携できるツールや習慣を整える
  • 🔶 多様な契約形態: 正社員、パート、業務委託など、それぞれのライフスタイルに合った関わり方を認める

肩書きや契約形態に縛られず、「一緒に進める仲間」と出会う土壌づくりが、これからの法人運営には大切です。柔軟性と明確な目的意識が、新しい形のチームを支えます。

法人化後のチーム拡大ステップ STEP 1 ひとり起業 STEP 2 外注・業務委託 STEP 3 複業パートナー STEP 4 雇用・チーム化 ひとり起業の特徴 ・すべて自分で対応 ・意思決定が早い ・時間の制約あり ・専門範囲に限定 →次のステップの兆候: 仕事を断る機会が増える 外注・業務委託 ・部分的に外部委託 ・案件ごとの契約 ・柔軟な関係性 ・コアは自分で対応 →次のステップの兆候: 継続的な業務が発生 複業パートナー ・専門性の高い協業 ・定期的な関わり ・プロジェクト共同運営 ・リモートワーク中心 →次のステップの兆候: 安定した業務量の確保 雇用・チーム化 ・長期的な関係構築 ・組織としての成長 ・社内ナレッジの蓄積 ・社会保険等の義務発生 →次のステップの兆候: 組織としての文化形成

チーム拡大時によくある課題と解決策

1. コミュニケーション不足

課題: 業務委託や複業メンバーとの情報共有が不十分になりがち

解決策:

  • 定期的なミーティング(オンラインでも可)の設定
  • プロジェクト管理ツール(Trello、Notionなど)の活用
  • 重要事項は口頭とテキストの両方で伝える習慣づけ

2. 業務の標準化不足

課題: 「やり方が人によって違う」「品質にばらつきがある」

解決策:

  • 業務マニュアルの作成と共有
  • 成果物のサンプルや基準の明確化
  • レビュープロセスの導入

3. 報酬設計の難しさ

課題: 「適正な報酬額がわからない」「モチベーション維持が難しい」

解決策:

  • 市場相場のリサーチ
  • 成果連動型の報酬制度の検討
  • 金銭以外の価値(スキルアップ、人脈など)も提供

4. マネジメント負担の増加

課題: 「プレイヤーとマネージャーの両立が難しい」

解決策:

  • マネジメント時間の確保(例:週1日はマネジメントデー)
  • 一部メンバーへの権限委譲
  • 外部コンサルタントの活用

まとめ:「ひとりを超えていく」そのときが来たら

ずっとひとりで頑張ってきたあなたが、「誰かと一緒にやっていこう」と思えたときが、新しいスタートです。

チーム拡大の道筋は、下記のステップで進めるのが理想的です:

  1. 外注・業務委託: まずは部分的に、必要なときだけ外部の力を借りる
  2. 複業パートナー: 定期的に関わるメンバーを増やし、プロジェクト単位で協業する
  3. パート・アルバイト: 安定した業務に対応できる人材を時間単位で雇用する
  4. 正社員雇用: 長期的なビジョンを共有し、共に成長していく仲間を迎える

雇用も、外注も、複業も、あなたの事業に合った"ひとりじゃないカタチ"を、少しずつ育てていきましょう。無理に急がず、自分のペースで進めることが持続可能なチーム作りの秘訣です。

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