売上ゼロ→初受注

自分に何ができるか分からない…から抜け出すための3ステップ|ひとり起業の最初の壁を越えるヒント

自分に何ができるか分からない…から抜け出すための3ステップ|ひとり起業の最初の壁を越えるヒント
アバター画像

ひとり起業ラボ編集部

「ひとりで始めて、ひとりで悩まない」をテーマに、 開業・副業・フリーランスのリアルを伝えるWebメディア。 自身も個人事業主としての経験をもつ税理士・編集者・クリエイター陣が、 ひとり起業の“あるあるな壁”に寄り添いながら、やさしく解説します。 【得意ジャンル】:開業・会計・確定申告・法人化・業務効率化・コンテンツ運営 【監修協力】:現役税理士・社労士・デザイナー・Webマーケター

はじめに:「自分に何ができるだろう?」は誰もが通る壁

「起業したい。でも、自分には何ができるんだろう?」

このように悩んでいるなら、あなたは決して一人ではありません。多くの起業家志望者がこの段階で立ち止まります。スキルも資格も実績もないように思えて、最初の一歩が踏み出せない——。

でも、これは起業プロセスにおいて誰もが通る最初の壁なのです。

私自身もひとり起業を始めた当初、「自分のスキルで誰かの役に立てるのだろうか?」と何度も不安になりました。しかし、ある体系的なアプローチでこの壁を乗り越えることができたのです。

この記事では、「何ができるか分からない」という状態から抜け出すための具体的な3ステップをご紹介します。これらのステップを実践することで、あなた自身の中に眠っている価値を発見し、起業の第一歩を踏み出す手助けになるでしょう。

なぜ「自分に何ができるか」が見えにくいのか?

まず理解しておきたいのは、なぜ自分の強みや価値が見えにくいのかという点です。主な理由は以下の3つです:

  1. 当たり前バイアス:自分にとって簡単なことは「誰にでもできる」と思い込みがち
  2. 自己評価の低さ:自分の能力や経験を過小評価する傾向
  3. 比較のわな:SNSなどで目にする「成功者」と自分を比較してしまう

これらの心理的なブロックを取り除くためには、体系的なアプローチが必要です。それでは、具体的な3つのステップを見ていきましょう。

自分の強み発見3ステップメソッド STEP 1 過去を振り返る 「やってきたこと」棚卸し ・感謝されたこと ・よく頼まれること ・工夫してきたこと ・長く続けてきたこと STEP 2 人に聞く 3人アンケート ・得意そうなこと ・お願いしたいこと ・あなたらしさ ・共通点を探す STEP 3 小さく試す 「出してみる」実践 ・SNSで発信 ・モニター募集 ・知人に試しに提供 ・反応から学ぶ 強みは"見つけるもの"ではなく"育てていくもの"

STEP①|過去を振り返る:「やってきたこと」棚卸しワーク

最初にやるべきことは、これまでの自分を客観的に見つめ直すことです。あなたがこれまで経験してきたこと、得意だったこと、人に頼まれたことの中に、すでに「売れるヒント」が隠れています。

やってみよう!自分棚卸しワーク

以下の質問に紙に書き出しながら答えてみましょう:

  1. 感謝されたエピソード
  • 仕事や日常生活で「ありがとう」と言われた場面は?
  • なぜその行動が感謝されたのか?
  1. 頼られる場面
  • 周囲からよく頼まれることは何?
  • 友人や同僚から相談されることは?
  1. 無意識の工夫
  • 仕事や趣味で「つい工夫してしまうこと」は?
  • 「こうした方がいいのに」とよく思うことは?
  1. 続けてきたこと
  • 長く続けている趣味や習慣は?
  • 他の人が途中でやめる中、あなたが続けられた理由は?

気づきの例

例えばこんな発見があるかもしれません:

  • 「家計簿を10年続けてきた」→ 家計管理のコンサルティング
  • 「飲み会の幹事をいつも任される」→ イベント企画のサポート
  • 「エクセルの表をわかりやすく整えるのが好き」→ データ可視化サービス
  • 「友人の恋愛相談によく乗っている」→ 恋愛コーチング

重要なポイント: あなたにとって「当たり前」のことが、他の誰かにとっては「できないこと」「欲しいスキル」かもしれません。自分が簡単にできることこそ、あなたの強みの核心である可能性が高いのです。

STEP②|人に聞く:「他人が見ているあなた」を知る

自分で自分の強みを見つけるのは、実はとても難しいことです。私たちは自分の能力を過小評価する傾向があるからです。そこでおすすめなのが「他人の目」を借りることです。

やってみよう!簡単3人アンケート

信頼できる3人(家族、友人、元同僚など)に以下の質問をしてみましょう:

  1. 「私はどんなことが得意そうに見える?」
  2. 「何かお願いしたいことがあるとしたら、何?」
  3. 「私の"らしさ"はどんなところ?」

聞き方のコツ

  • メールやLINEなど、相手が考える時間を持てる手段で質問する
  • 「起業のアイデアを探している」と前置きすると、より具体的な回答が得られる
  • 複数人に聞くことで、共通するパターンを見つけられる

他者からの視点がもたらす発見

実際、このステップで多くの人が思わぬ強みに気づきます:

Aさんの例:IT企業勤務の彼女は、「説明がわかりやすい」という意外な強みを発見。技術的な内容を非エンジニアにも理解できるように翻訳するオンラインコースの作成に挑戦しました。

Bさんの例:「いつも服装がセンスいいね」とよく言われていたことから、パーソナルスタイリングサービスを始めました。自分では当たり前だと思っていたファッションセンスが、実は多くの人が求めるスキルだったのです。

恥ずかしさを乗り越えて質問してみることで、自分では気づかなかった才能や魅力が見えてくることがあります。

STEP③|小さく試す:「出してみる」ことで見えてくること

ここまでで自分の強みやスキルについて、いくつかの仮説が見えてきたかもしれません。しかし、それらが本当に「提供価値になるのか」は、実際に試してみないとわかりません。

強みやサービス内容は、ただ考えているだけでは完成しません。実際に「小さく試してみる」ことで、具体的な反応が得られ、それが次のステップへの指針となります。

小さく始める3つの方法

  1. SNSでの発信
  • 「こんなことを始めようと思っています」と投稿してみる
  • ブログやnoteで関連する内容の記事を書いてみる
  • どんな反応があるか観察する
  1. 無料モニターの募集
  • 「〇〇のサービスを考えています。無料で体験してくれる方を1名募集」と告知
  • 実際にサービスを提供し、率直なフィードバックをもらう
  • 良かった点・改善点を整理する
  1. 知人への試験提供
  • 「スキルを磨きたいので、試しに〇〇をさせてもらえないか」と声をかける
  • 実際にサービスを提供し、感想を聞く
  • 「いくらなら払うか」という質問も有効

なぜ「小さく試す」ことが重要なのか

  1. 理論と実践のギャップを埋められる
    頭の中で考えていたことと、実際のサービス提供には差があります。実践することでその差を認識し、調整できます。
  2. 自信につながる
    最初の「ありがとう」や「助かった」という言葉が、大きな自信になります。
  3. 改善点が明確になる
    実際にサービスを提供することで、自分ではわからなかった改善点が見えてきます。
  4. 無理なく始められる
    「完璧なものを作ってから始める」という心理的ハードルを下げられます。

実践例:小さく始めて成長した起業家

Cさんの例:料理が得意なCさんは、まず友人に「週末に作り置きをして届けるサービス」を無料で提供。喜ばれたことで自信がつき、現在は近隣限定の手作り惣菜の定期配送サービスを展開しています。

Dさんの例:事務作業が得意なDさんは、SNSで「1時間だけあなたの事務作業を代行します」と投稿。5名の応募から様々なニーズを知り、現在は月額制のバーチャルアシスタントとして活躍しています。

重要なポイント: 最初から完璧である必要はありません。むしろ、不完全なままでも「とりあえず始めてみる」という姿勢が、起業成功への近道なのです。

強み発見から起業までのプロセス 混沌期 「何ができるか不明」 内省と発見 「強みの断片を発見」 実験と検証 「小さく試す」 洗練と拡大 「サービスを形に」 行動 ・問いを立てる ・情報収集する ・悩みを言語化する 行動 ・過去の棚卸し ・友人に強みを聞く ・パターンを探す 行動 ・SNSで発信する ・モニター募集 ・フィードバックを集める 行動 ・サービス内容を確立 ・価格設定と販売 ・顧客体験の向上 「何もできない」の壁

よくある質問(Q&A)

Q1. 自分に提供できる価値なんてない気がします…

A: それは「まだ気づいていないだけ」かもしれません。誰にでも価値はあります。しかし、それが「当たり前すぎて」見えていないことが多いのです。この記事で紹介したステップを真剣に取り組んでみてください。特にSTEP②の「他人に聞く」は、新たな視点を得るのに効果的です。

また、価値は「見つけるもの」というより「創り出すもの」という側面もあります。少しずつ行動しながら、自分の価値を育てていくという考え方も大切です。

Q2. いろんなことをやってきたけど、何を軸にしていいかわからない

A: 多才な人によくある悩みです。まずは「どれをやっていて楽しかったか」「何なら長時間続けられるか」「どれが一番人に喜ばれたか」という3つの軸で評価してみましょう。

また、一見バラバラに見える経験も、実は共通するテーマがあるかもしれません。例えば「人に教えること」「整理すること」「創造すること」などの行動パターンに注目すると、あなたの強みの本質が見えてくることがあります。

Q3. 出すのが怖い…反応がなかったらどうしよう?

A: この不安は多くの起業家が経験するものです。大切なのは以下の点を理解することです:

  1. 反応がない ≠ 無価値
    反応がないのは、価値がないからではなく、伝え方や見せ方の問題かもしれません。
  2. 「ノー」も貴重なデータ
    否定的な反応も、改善のための重要な情報です。嫌がらせでない限り、建設的なフィードバックとして受け止めましょう。
  3. 小さな一歩から
    いきなり大勢の前で発表するのではなく、信頼できる少人数から始めましょう。
  4. 失敗は学びの機会
    うまくいかなくても、それは「自分に向いていないこと」が分かっただけ。別の方向性を探す貴重なステップです。

Q4. 身近にロールモデルがいない…一人で大丈夫?

A: ロールモデルは身近にいる必要はありません。以下の方法でインスピレーションや学びを得られます:

  1. オンラインコミュニティへの参加
    SNSやSlackコミュニティなど、同じ志を持つ人たちとつながる
  2. ひとり起業家の書籍やブログを読む
    既に道を切り開いた人の経験から学ぶ
  3. 近い分野の人にオンラインでコンタクト
    多くの起業家は自分の経験を共有することに前向きです
  4. コワーキングスペースの利用
    同じように働く人たちと出会える場所に身を置く

まとめ|答えは「動きながら」見つけていく

「自分に何ができるか分からない」という悩みから抜け出すためのステップを紹介してきました。最後に大切なポイントをまとめます:

  1. 強みは「見つけるもの」ではなく「育てていくもの」
    完璧な才能が最初から見つかるわけではありません。小さな種を見つけて、育てていく過程が大切です。
  2. 3つの視点を組み合わせる
    自分の過去の経験、他人からの視点、実際の行動から得られるフィードバック。これら3つの視点を組み合わせることで、より確かな強みが見えてきます。
  3. 完璧を目指さず、まず始めてみる
    100点のアイデアを考え続けるより、60点のアイデアでも実行に移すことが大切です。行動しながら改善していくプロセスこそが、起業の本質です。
  4. 自分を信じる勇気を持つ
    あなたにしかできないことが必ずあります。それを見つけ出し、形にしていく旅を楽しみましょう。

起業の道のりは決して平坦ではありませんが、一歩一歩進んでいくことで、必ず道は開けていきます。この記事がその第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

    スポンサーリンク

    スポンサーリンク

    • この記事を書いた人
    • 最新記事
    アバター画像

    ひとり起業ラボ編集部

    「ひとりで始めて、ひとりで悩まない」をテーマに、 開業・副業・フリーランスのリアルを伝えるWebメディア。 自身も個人事業主としての経験をもつ税理士・編集者・クリエイター陣が、 ひとり起業の“あるあるな壁”に寄り添いながら、やさしく解説します。 【得意ジャンル】:開業・会計・確定申告・法人化・業務効率化・コンテンツ運営 【監修協力】:現役税理士・社労士・デザイナー・Webマーケター

    -売上ゼロ→初受注